草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

哲学・心理学・宗教

三〇通りの理想と現実の折り合いの付け方『英米の大学生が学んでいる政治哲学史』グレアム・ガラード/ジェームズ・バーナード・マーフィー 著

英米の大学生が学んでいる政治哲学史 ――三〇人の思索者の生涯と思想 グレアム・ガラード 著 ジェームズ・バーナード・マーフィー 著 神月謙一 訳 孔子、プラトン、マキャヴェッリ、ルソー、トクヴィル、マルクス、クトゥブ、アーレント、ロールズ、ヌスバウ…

睡眠中の人体に潜入! 働き者の臓器たちの知られざる姿に迫る『眠っている間に体の中で何が起こっているのか』西多昌規 著

眠っている間に体の中で何が起こっているのか 西多昌規 著 ■ 睡眠中の人体に潜入! そのとき「胃」や「肺」や「骨」はどうなっているか みなさんは、毎日の睡眠でしっかり休養できていると感じていますか? もしかすると、「寝ても疲れがとれない」「眠りが…

日常生活に役立つ哲学的思考法を、フランスの教科書を読んで鍛えよう!『フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書』シャルル・ぺパン 著 永田千奈 訳

フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書 シャルル・ぺパン 著 永田千奈 訳 古代ギリシャを起源とする西欧哲学は、中世を経て近代に至り、ヨーロッパ各国で花開いていきました。フランスではデカルト、ルソー、サルトルなどの哲学者が大きな影響力を持ち、…

法的に正しく、いじめっ子を撃退しよう!!『いじめられっ子だった弁護士が教える 自分の身のまもり方』菅野朋子 著

いじめられっ子だった弁護士が教える 自分の身のまもり方 菅野朋子 著 ■学校で嫌なことをされたらどうすればいい? 「いじめ=悪いこと」ということはもはや常識のはずですが、残念ながら、現実社会において、いじめはなかなか無くなることはありません。と…

ネガティブな感情はその日のうちにデトックス!『夜、お腹をもむといいことが起こりだす 心と体を浄化する氣内臓マッサージ』Yuki著

夜、お腹をもむといいことが起こりだす ――心と体を浄化する氣内臓マッサージ チネイザンセラピスト Yuki著 ■感情と内臓の意外な関係 あなたのお腹は、やわらかいですか? かたいですか? 温かいですか? 冷たいですか? もし、かたかったり、冷たかったりし…

失われた30年から脱却するためのカギがここに『「変化を嫌う人」を動かす 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由』 ロレン・ノードグレン著 デイヴィッド・ションタル著

「変化を嫌う人」を動かす ――魅力的な提案が受け入れられない4つの理由 ロレン・ノードグレン 著 デイヴィッド・ションタル 著 船木謙一 監訳 川﨑千歳 訳 ◆イノベーション、商品普及、業務刷新――。変革を進めるのが難しいのはなぜか キャッシュレス化や、教…

さまざまな文化的背景を背負う日本各地のシャーマンを訪ね歩き、貴重な肉声を多数採録したユニークな記録!『日本最後のシャーマンたち』ミュリエル・ジョリヴェ著 鳥取絹子訳

日本最後のシャーマンたち ミュリエル・ジョリヴェ 著 鳥取絹子 訳 本書(原題Les Dernières Chamanes du Japon)の著者ミュリエル・ジョリヴェさんは日本に住んですでに半世紀、長年にわたって大学で教鞭をとってきましたが、来日以来ずっと、日本人が親し…

『老子』には本当は何が書かれているのか?『真説 老子 世界最古の処世・謀略の書』高橋健太郎 著

真説 老子 ――世界最古の処世・謀略の書 高橋健太郎 著 ■日本で誤解されてきた『老子』 『老子』と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか? 中国古典に興味がある方だと、もしかすると「無為自然」「足るを知る」「上善如水」など、『老子』に書かれている…

人間はなぜこんなに賢く、こんなに愚かなのか?『人はどこまで合理的か(上・下)』スティーブン・ピンカー 著 橘明美 訳

人はどこまで合理的か(上・下) スティーブン・ピンカー 著 橘明美 訳 ■『21世紀の啓蒙』『暴力の人類史』の著者による最新作。全米ベストセラー 本書は2021年に刊行された全米ベストセラー、Rationality: What It Is, Why It Seems Scarce, Why It Matters…

2時間で読める西欧哲学入門『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』シャルル・ペパン 著、永田千奈 訳

フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者 シャルル・ペパン 著、永田千奈 訳 本書は、映画にも出演するフランスの人気哲学者シャルル・ペパンが、西欧哲学者10人をコンパクトかつ通史的に紹介したベストセラー教科書です。 取り上げられるのは、プラトン、…

なぜ進化は私達を精神疾患に対して脆弱にしたのか?『なぜ心はこんなに脆いのか』ランドルフ・M・ネシー著 加藤智子訳

なぜ心はこんなに脆いのか ――不安や抑うつの進化心理学 ランドルフ・M・ネシー著 加藤智子訳 コロナ禍において、日本ではうつの傾向が2倍以上に増加したとOECDによる調査が明らかにしています。この抑うつ的な気分になったり、不安になることは誰にとっても…

「救われていく道」はどこにあるのか? 浄土真宗の根本思想がわかる味わい深い物語!『仏教小説 王舎城の悲劇』向谷匡史 著

仏教小説 王舎城の悲劇 ――物語で読む浄土真宗 向谷匡史 著 本書のタイトルになっている「王舎城の悲劇」とは、〝父王殺し〟という大罪を犯した古代インドの大国マガダ国皇太子アジャセ(阿闍世)が、釈迦によって救われていくという物語です。この物語は浄土…

寂しいとき、不安なとき。 人は無意識に自分に触れて自分を癒やしている。『皮膚はいつも あなたを守ってる』山口創著

皮膚はいつも あなたを守ってる 不安とストレスを軽くする「セルフタッチ」の力 山口創 著 ◆自分に触れるとなぜ不安な気持ちが和らぐのか 不安やストレスを感じたとき、自分の顔を触ったり、手を握りしめたり、無意識にセルフタッチをしていることはありませ…

うつ治療に起きつつある革命を、世界的権威がわかりやすく解説 『「うつ」は炎症で起きる』エドワード・ブルモア著 藤井良江訳

「うつ」は炎症で起きる エドワード・ブルモア著 藤井良江訳 ◆炎症が「うつ」を引き起こすという科学的証拠が積み上がっている うつ病はもっぱら心や脳の問題だと考えられてきましたが、このところ、身体の炎症によりうつ病になるという証拠が、多くの研究に…

知る人ぞ知る「伝説の古典」の教えを、わかりやすい現代語訳と解説文で紹介 『新釈 猫の妙術』佚斎樗山 著  高橋有 訳・解説

新釈 猫の妙術 ーー武道哲学が教える「人生の達人」への道 佚斎樗山 著 高橋有 訳・解説 本書の親本である『猫の妙術』は、江戸時代の中頃に書かれた「剣術指南本」です。著者である佚斎樗山(いっさい・ちょざん)は下総国関宿(せきやど)藩の久世家に仕え…

お腹は“引き寄せの磁石”、古代道教に伝わる、最強のデトックスマッサージ「チネイザン」とは? 『氣内臓 お腹をもむと人生がまわりだす』Yuki著

氣内臓(チネイザン)お腹をもむと人生がまわりだす ――心と体の詰まりをとるデトックスマッサージ Yuki 著 ◆お腹に手をあてて、心の声を聞いてみませんか? 本書は、20代で原因不明の不調に悩んでいた著者が、ヨガ、マクロビオティック、タイ式マッサージ…

「共産主義」とか「万有引力」で、とたんに世界は違って見えた。 『世界の見方が変わる50の概念』齋藤孝 著

世界の見方が変わる50の概念 齋藤孝 著 かつてマルクスが「共産主義」という概念を唱え、ニュートンが「万有引力」と言ったとたんに、当時の人びとに世界は、まったく違って見えたのではないか、と著者は言う。「概念」というものには、それほど強いインパク…

策士必読! ――『今日からヒラ社員のオレが会社を動かします。』高橋健太郎 著

今日からヒラ社員のオレが会社を動かします。 ――伝説の中国古典「鬼谷子」に学ぶ最強の人心操縦術 高橋健太郎 著 ◆「上司がイヤ」「会社を辞めたい」その前に冷静になって本書を読んでみよう! 会社を辞めたい理由ランキングでつねに上位を占めるのが、「上…

なぜ彼らは自分の異常さに気づけないのか? 人間の心の病理に迫る。  『自分の「異常性」に気づかない人たち』西多昌規 著

自分の「異常性」に気づかない人たち ―― 病識と否認の心理 西多昌規 著 ◆自分の異常性を気づく機能「病識」とは何か? 精神科には、「自分はおかしくない」「病気じゃない」と言う本人の意志に反して、家族や会社の上司、警察など第三者に半ばムリヤリ連れて…