草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

日本文学(ノンフィクション)

ボランティアはなぜ、被災地に通い続けるのか? 『震災ジャンキー』小林みちたか 著

震災ジャンキー 小林みちたか 著 ◆被災者でもなく、ジャーナリストでもない。ボランティアが見た東日本大震災の深層 2011年3月11日の東日本大震災から6年以上の月日が経ち、その間に起こった事柄はさまざまな形で報道され、書籍としても著されてきました。本…

「みなさん。よろしくおねがいしますよ」――大泉実成『オタクとは何か?』

『オタクとは何か?』 大泉実成 著 この本のラストに、時々僕自身頭をかかえたくなる「綾波ポエム」を掲載した。 つまり、ハイデガー流に言うと「ケーレ」(転回)がおこったのである(いやいやスケールの大きさは考えちゃダメですよ)。僕は綾波ポエムを認…

草思社文庫『説得 エホバの証人と輸血拒否事件』 文庫版のための「長いあとがき」大泉実成

説得 ――エホバの証人と輸血拒否事件 大泉実成 著 1 過日、この文庫版のあとがきを書くために30年以上前に書いた自分の本を読み返してみたのだが、手ひどい羞恥心にさいなまれて、しばしもがき苦しむこととなった。 若かったから格好をつけていたのだろうが…

江戸時代に累計100人もの男たちが漂着した驚異の島、鳥島(とりしま)の物語 ――漂流の島

漂流の島 ――江戸時代の鳥島漂流民たちを追う 高橋大輔 著 ◆水さえない絶海の孤島で十数年も生きた日本人たち 『ロビンソン漂流記』の主人公・ロビンソンの実在のモデルの住居跡を2005年に発見し世界的に注目を集めた探検家・高橋大輔さんが、今度は、江…

日本航空123便墜落事故現場、まだ誰も見たことのない四季折々の風景

十字架を背負った尾根 ――日航機墜落現場の知られざる四季 清泉亮 著 『十字架を背負った尾根 ――日航機墜落現場の知られざる四季』 著者・清泉亮さんが語る 「御巣鷹の尾根、四季おりおりの風景のなかで、死者を想い、生者である読者ご自身の30年間を振り返っ…

小児科医が描く子どもたちの姿を通して、生きることの大切さに気づかされる。

君がここにいるということ ――小児科医と子どもたちの18の物語 緒方高司 著 ◆あなたが今ここにいるということ 本書は、一人でも多くの子どもたちが元気になることを夢見て小児科医となった著者が、想像を絶する過酷な小児医療の現場で、実際に出会った子ども…

昭和を駆け抜けたメディア・スターの知られざる姿に迫る!

メディア・モンスター ――誰が「黒川紀章」を殺したのか? 曲沼美恵著 ◆あの時の不可思議な行動の真相を解き明かす 2007年春、東京都知事選に出馬し、世間をあっと驚かせた建築家の黒川紀章(1934-2007)。そこであえなく敗退するも、すかさず同年夏の参議院…