日本文学(評論・随想)
雨かんむり漢字読本 円満字二郎 著 「霾」という漢字がある。雨かんむりの下に狸のような字形が描かれている(偏が豹の偏)。今、これを読める人は何人いるだろうか。音で「ばい」と読み、訓で「つちふる」と読む。中国北部のいわゆる黄砂が巻き上がる砂嵐の…
1ランクアップのための 俳句特訓塾 ひらのこぼ 著 俳句上達はなかなかに難しい。上達の要諦を述べた本は古今あまたあり、この本の著者ひらのこぼ氏の以前の書『俳句開眼100の名言』(草思社)では、100冊以上もあるその一部を紹介している。また、言語芸術で…
猫と生きる もう一つの旅 岡野薫子 著 「あとがき──決めるのは いつも猫」より 岡野薫子 猫とつきあうのに言葉は要らない。ただ、そこに一緒にいるだけで、私たちは幸せ感に包まれる。 おとなの猫たちは何れもひそやかでいながら、表情はとても豊かだ。〝目…
ことわざ生活 あっち篇 こっち篇 ヨシタケシンスケ 絵 あかいわしゅうご 文 この本が生まれたのは、あかいわしゅうご(赤岩州五)さんとヨシタケシンスケさんのコラボレーションがうまくいった結果です。お二人は二十年来の知己ということですが、これが初め…
夏目漱石の人生論 牛のようにずんずん進め 齋藤孝 著 明治39年1906年の高浜虚子宛の書簡に漱石はこう書いている。「僕は十年計画で敵を倒すつもりだったが、近来これほど短気なことはないと思って百年計画に改めました。百年計画なら大丈夫、誰が出て来ても…
3万人の実例からわかった 元カレと復縁できる方法 SNS対応版 浅海 著 ◆SNSを活用した復縁術を盛り込んで、パワーアップ! 人が恋に落ちるのは、共通の法則がある。しかも、一度は恋に落ちた相手であれば、その恋心を復活させるのはじつは難しくないのだ――。…
声に出して読みたい禅の言葉 齋藤孝 著 「身心脱落」(しんじんだつらく)、「放下著」(ほうげじゃく)という禅語は有名だが、どれも「己を捨てよ」「我欲を捨てよ」という意味である。禅の基本に「己を捨てよ」という考え方があって、これを繰り返し禅は説いて…
幕末明治 異能の日本人 出久根達郎 著 ◆幕末明治の「埋もれた傑物たち」の生涯を綴る 人情味あふれるエッセイで定評のある出久根達郎さんが描く、幕末明治の人物伝。著者の愛読者や歴史ファンにはたまらない一冊が、誕生しました。 本書には、坂本龍馬も西郷…
声に出して読みたい新約聖書<文語訳> 齋藤孝 著 「人の生きるは、パンのみによるにあらず」、この有名な言葉は新約聖書の中の言葉である。イエスは2000年前のエルサレム周辺にいたユダヤ人だが、当時のローマ帝国統治下で圧政に苦しむ貧しきものたちに支持…
文庫 声に出して読みたい日本語③齋藤孝 著 日本語ブーム、朗読ブームの原点、大ベストセラーの続々篇! 2001年に発売され、日本語ブームを巻き起こした『声に出して読みたい日本語』。100万部を超えミリオンセラーとなった第1巻を皮切りに、単行本版が第6巻…
昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか 大塚ひかり著 ◆「昔話&昔の老人」の秘密に迫るまったく新しい本! 昔話は必ずといっていいほど、「むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがいました」で始まり、登場人物もメインは老人。「桃太郎」も…
文章読本の名著90冊から抽出した 究極の文章術 ひらのこぼ著 著者はもともと広告会社のコピーライターを長年年勤めた方ですが、大学は畑違いの理工系出身で入社以来、文章を書くのにとても苦労しました。その弱点を補うため、これまでいろいろな文章読本の類…
本と暮らせば 出久根達郎 著 ◆「日本古書通信」への連載原稿6年分をまとめた濃厚な一冊 本書は、古書店主にして直木賞作家の出久根達郎さんが、古書業界向けの冊子「日本古書通信」に2009~2014年に連載された書物エッセイを一冊にまとめたものです。収載エ…
【文庫】定年後7年目のリアル 勢古浩爾 著 ◆定年から7年たったら、どうなるか 朝、起きなくていい。もう会社に行かなくていい。毎日自分の好きなことができる。もしかすると定年生活は夢のような暮らしなのではないか? 作家の勢古浩爾さんの定年生活を読…