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草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

日本歴史

まじめなる口上――『稀代の本屋 蔦屋重三郎』開板によせて

稀代の本屋 蔦屋重三郎 増田晶文 著 あとがきのあとのあとがき 増田晶文(ますだ・まさふみ) 女は『稀代の本屋 蔦屋重三郎』を手にしてペラペラとめくった。「蔦屋重三郎ってあのTSUTAYAのご先祖でしょ?」 さかしらをいう、その女を私は嘆息まじりでみつめ…

文庫版『昭和二十年』全13巻、未完の完結。故・鳥居民が明らかにしたこととは。

日本が未曾有の試練に見舞われた太平洋戦争最後の一年を一月一日から十二月三十一日まで、ときの推移に従って、日本の全社会がどのように動いたかを描く巨大ノンフィクション、『昭和二十年』。著者の急逝のため未完に終わった本シリーズ全13巻の文庫版刊行…

「犬の糞」から江戸時代の犬の歴史に迫る珍書! ――『伊勢屋稲荷に犬の糞 江戸の町は犬だらけ』

伊勢屋稲荷に犬の糞 ──江戸の町は犬だらけ 仁科邦男 著 「江戸に多いもの、伊勢屋稲荷に犬の糞(くそ)」と落語でネタにされるほど、江戸には犬や犬の糞が多かったといいます。なぜ犬は増えたのか? いつから増えたのか? 理想的なリサイクル都市・江戸で、な…

幕末明治人はみな、二宮金次郎にかぶれていた。

幕末明治 異能の日本人 出久根達郎 著 ◆幕末明治の「埋もれた傑物たち」の生涯を綴る 人情味あふれるエッセイで定評のある出久根達郎さんが描く、幕末明治の人物伝。著者の愛読者や歴史ファンにはたまらない一冊が、誕生しました。 本書には、坂本龍馬も西郷…

重罪人は火あぶり、牛裂、釜煎。減刑されても、耳そぎ鼻そぎ。

江戸時代の罪と罰氏家幹人 著 ◆残酷時代を経て、将軍吉宗による減刑化の時代へ 江戸時代の刑罰といえば、磔や打ち首、獄門などが思い浮かびますが、戦国時代の気風残る江戸初期には、さらに過酷、非情な、想像を絶する処刑法が、全国各地で執行されていまし…

幕末史の舞台は、アメリカ、ヨーロッパにまで広がっていた!

グローバル幕末史 幕末日本人は世界をどう見ていたか 町田明広 著 幕末史といえば、「薩摩vs長州」「幕府vs薩長」「官軍vs会津」など、国内抗争にばかり目が向きがちですが、そもそも幕末とは、日本が開国し欧米列強の世界再編体系に飲み込まれた時代であり…

伊400型潜水艦の運命に、戦争の冷徹な現実と戦い抜いたものの尊厳を見る

伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(上・下巻) ジョン・J・ゲヘーガン 著 秋山勝 訳 ◆世界最大の潜水空母、あいついで発見される この8月7日、長崎県の沖合海底で伊402らしき艦体が発見された。 2005年には伊401が、2013年には伊400の艦体が、いずれもハワイ沖の…

ホテル・グリーンハウスはどこにあったのか

銀座 歴史散歩地図 ――明治・大正・昭和 赤岩州五 編著 原田弘・井口悦男 監修 映画『仁義なき戦い』の脚本家笠原和夫の自伝『「妖しの民」と生まれきて』(ちくま文庫)に氏が昭和20年代に雇われ支配人だった「ホテル・グリーンハウス」の思い出の記述が出てく…

徳川家康没後400年 徳川将軍のDEEPな素顔にせまる快著!

TOKUGAWA15――徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本堀口茉純 著 江戸検1級に最年少で合格した才女が、 マニアックすぎる知識と独自の視点で将軍の素顔を大解剖! 本書の著者は、幼少期より時代劇に親しみ、小学4年生の時、司馬遼太郎の本に出会い沖田総司に…

戦国合戦は地形、道路などから見ないと分からない

戦国合戦 通説を覆す 工藤健策著 本書は「信長は本当に天才だったのか」(草思社刊)などの著作がある工藤健策氏の書き下ろし新著である。もともとスポーツアナウンサーであり、プロ野球などに関する著作が多い氏は、また熱心な歴史マニアであり、年来多くの資…

朝日新聞が「慰安婦」記事を自己検証。だが、この問題の真実の姿とはいったい何なのか?

◆「慰安婦問題」の本質を知りたい人のために 1980年代、突如浮上してきた「慰安婦問題」。西岡力著『増補新版・よくわかる慰安婦問題』(草思社文庫)は、その経緯と問題の本質を、発生時から一貫して取り組んできた著者が詳細かつわかりやすく説く本。真相…

『犬たちの明治維新─ポチの誕生─』 「はじめに」を特別公開

「犬たちにとっての幕末明治」をいきいきと描く傑作ノンフィクション 『犬たちの明治維新─ポチの誕生─』。 江戸時代の犬と明治維新以降の犬の状況が 分かりやすく叙述された「はじめに」を公開します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

「犬から見た幕末明治」を描く、前代未聞の傑作ノンフィクション!!

犬たちの明治維新 ─ポチの誕生─ 仁科邦男 著 本書は、幕末明治期の史料に散らばった犬関連の記述を丹念に拾い集め、それを時代の流れに即して体系的にまとめ、「犬たちにとっての明治維新」を明らかにした初の本です。 著者の仁科邦男さんは前作『犬の伊勢参…