草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

自然科学

風で旅する、動物にくっつく、数千年も発芽の時を待つ……子孫繁栄を願い、タネたちはがんばっている! 『スイカのタネはなぜ散らばっているのか』稲垣栄洋 著 西本眞理子 絵

スイカのタネはなぜ散らばっているのか――タネたちのすごい戦略稲垣栄洋 著 西本眞理子 絵 著者の稲垣氏は、過去に草思社で「身近な雑草のゆかいな生き方」(2003)、「身近な野菜のなるほど観察記」(2005)、「蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか」(2006)を刊…

なぜ「情報隠蔽」は悪いことなのか? 『大惨事と情報隠蔽』ドミトリ・チェルノフ+ディディエ・ソネット著/橘明美+坂田雪子訳

大惨事と情報隠蔽――原発事故、大規模リコールから金融崩壊まで ドミトリ・チェルノフ+ディディエ・ソネット 著 橘明美+坂田雪子 訳 ◆人はなぜ情報を隠したがり、それはなぜ大惨事を引き起こすか。徹底検証し対策を示す 「こんなこと上司に報告すると、また…

地球が平らなら夕焼け雲はできないって、知ってた? 『地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠』武田康男著

地球は本当に丸いのか?―身近に見つかる9つの証拠 武田康男著 ◆「えっ! これも地球が丸いせいだったの?」と驚く事実の数々 高層マンション最上階付近に相当する100mの高さに登ると、海抜0m近くに比べて日の出は2分も早くなります。このように、高いところ…

『ライト兄弟』「訳者あとがき」より――秋山勝  『ライト兄弟』デヴィッド・マカルー著 秋山勝訳

『ライト兄弟』「訳者あとがき」より――秋山勝 本書はデヴィッド・マカルーのThe Wright Brothersを全訳したものである。原書は2015年5月に刊行、発売されるや大反響を呼び、5月27日から7月5日の7週間、ニューヨークタイムズのベストセラーリスト(ノンフィク…

人工知能による脅威は、あまりに過大評価されている。 『シンギュラリティは怖くない―ちょっと落ちついて人工知能について考えよう』 中西崇文著

シンギュラリティは怖くない ――ちょっと落ち着いて人工知能について考えよう 中西崇文 著 ◆この上なく腑に落ちる、人工知能論 昨今、人工知能に注目が集まり、数々の「人工知能本」が出版されています。しかし、そのほとんどが「人類滅亡の脅威となるか」「…

東京が面白い理由は、道路にある?―『東京道路奇景』

東京道路奇景川辺謙一 著 ◆東京にはなぜアクロバティックな道路が多いのか? 「東京道路奇景」とは東京の道路が織りなす奇妙な風景のこと。この東京道路奇景は枚挙にいとまがありません。道路の上にも下にも道路があり、さらにその下の鉄道まで合わせると8層…

冬景色の中へ、探しに行きたくなる不思議な現象の数々。 『雪と氷の図鑑』

雪と氷の図鑑 武田康男 著 ◆雪と氷の不思議とその科学を170点あまりの写真で紹介・解説する初めての図鑑 「霜柱」と「霜」はどう違うのか? 池の水はどこから凍りはじめるのか? 美しい雪結晶ができる温度は? 本書はこのような雪と氷の不思議を美しい写真で…

嫌われ者のイメージは、こうして作られた?! ――外来種は本当に悪者か?

外来種は本当に悪者か? ―― 新しい野生 THE NEW WILD フレッド・ピアス 著 藤井留美 訳 ◆よそ者の生物たちがもたらす数々の効用 外来種と聞くと、「周囲の生物を食べつくす危険な存在」というイメージが浮かぶことでしょう。しかし、著名な科学ジャーナリス…

「石油」争奪の時代から「水」争奪の時代へ!?  地球規模の難題を克服する道を示す一冊。 『水危機を乗り越える!』

水危機を乗り越える! ――砂漠の国イスラエルの驚異のソリューション セス・М・シーゲル 著 秋山勝 訳 ◆日本は「水」の輸入大国だった! 「水ストレス」という言葉があります。人びとが利用できる水の量が減り、日常生活に不便を感じる状態を表す言葉。世界的…

妖気を吐いて楼台の幻を生む謎の生物とは?――『蜃気楼のすべて!』

蜃気楼のすべて! 日本蜃気楼協議会 著 ◆「なぜ見えるのか」から、その歴史や美術まで。あらゆる側面を網羅! 「蜃気楼(しんきろう)」という言葉の語源をご存じでしょうか。この言葉は、最初に司馬遷の『史記』に登場する古い歴史を持った言葉です。 蜃気…

文系不要論は的外れ。文系こそが大フロンティアだ! 『カルチャロミクス―文化をビッグデータで計測する』

カルチャロミクス―― 文化をビッグデータで計測する エレツ・エイデン ジャン=バティースト・ミシェル 阪本芳久 訳 ◆本をビッグデータとして扱い、研究に使う、新しい学問の登場 グーグル・Nグラム・ビューワーをご存じでしょうか。これはグーグル社がスキャ…

【近刊予告】『ビッグデータで文化を計測する―デジタル人文科学の誕生』(仮)

エレツ・アイデン&ジャン-バティスト・ミシェル著 阪本芳久訳 2016年2月発売予定/価格未定 原題:Uncharted: Big Data as a Lens on Human Culture 歴史学や語学、文学などの人文科学の研究にも、ビッグデータの波が襲いかかろうとしている! Googleがスキ…

「わたしとはわたしのコネクトームである」と脳科学は言う

コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのかセバスチャン・スン 著 青木薫 訳 ◆脳の全神経細胞のネットワーク地図=コネクトームの取得という壮大な計画 わたしの心はなぜ他人と違うのか。記憶はどう蓄えられるか。心の病はなぜ起こるか――…

組織の“集合知”は「つながり」しだいで増幅し、生産性も上がる。

ソーシャル物理学――「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学 アレックス・ペントランド(MITメディアラボ教授)著/小林啓倫 訳/矢野和男 解説 ◆ビッグデータで社会科学を根底から覆す、まったく新しい理論と方法の登場 さまざまな科学が発達した…

【近刊予告】良いアイデアはいかに広がるか―「社会物理学」を紹介する話題書の邦訳がまもなく刊行!

ビッグデータで、社会科学とマネジメントに革命を起こす話題書が、ついに邦訳。 9月中旬刊行予定! 『ソーシャル物理学―「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』(仮) (原題:SOCIAL PHYSICS: HOW GOOD IDEAS SPRED ? THE LESSONS FROM A NEW SCIE…

カマキリブームが来るかもしれないと海野さんは言う

世界のカマキリ観察図鑑 海野和男 著 昆虫写真家として高名な海野和男さんですが、昆虫の中でもカマキリが大好きです。カマキリのどこが面白いのかと聞くと、「会話ができるから」という答えが返ってきました。カマキリは人間が近づいてもほかの昆虫のように…

『データの見えざる手』紹介記事リンク集

話題の『データの見えざる手』に紹介続々! 7月の刊行以来、SNSやwebメディアで話題沸騰の『データの見えざる手』(矢野和男著)。ビッグデータが人間や組織の法則性をいかにして導くのか、私たちの未来をどのように変えるのかを示す本として、注目を集めて…

「知り合いの知り合い」が増えると仕事がうまくいく!

データの見えざる手 ――ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則 矢野和男 著 ◆自分の「知り合いの知り合い」の数は数えられない? あなたには「知り合いの知り合い」が何人いるか、わかりますか? 「知り合い」の数なら、思い浮かぶ人物を数えれば…

殺人の犯人を追い詰めるのはハエ!

【文庫】法医昆虫学者の事件簿 マディソン・リー・ゴフ/垂水雄二訳 ◆捕虫網を持って、殺人現場に向かう。新しい犯罪捜査の手法「法医昆虫学」 カラカラに乾ききったグランドキャニオンの谷で、二つの溺死体が発見された。砂漠で溺死体が発見されたのである…