草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

食文化

レシピ考案・食材捕獲・調理・盛りつけをくまモンが担当!前代未聞の料理本『くまモンのりょうり男子』くまモン 著

くまモンのりょうり男子 ――レシピ30品、全部自分で作ったモン! くまモン 著 実は料理もデキるんです! くまモンの初のレシピ本、 2024年3月21日発売!! これまで、様々なことにチャレンジしてきたくまモンが、ついにレシピ本を刊行。熊本県産の新鮮な食材…

何よりも酒場を愛する著者による、名店の蘊蓄、逸話の数々!『東京名酒場問わず語り』奥祐介 著

東京名酒場問わず語り 奥祐介 著 銀座、浅草、湯島、大塚、神田、神楽坂……。居酒屋、立ち吞み屋から、バー、蕎麦屋、焼鳥屋、鰻屋まで、東京の名酒場を軽妙な文章で紹介する一冊です。本書がデビュー作となる著者、奥祐介氏は元書籍編集者で、担当する批評家…

水産業のルーツを探る  『江戸前魚食大全』(冨岡一成著)より

先日、CSの教養番組で日本古来の漁業に北方型と南方型の二系統があることを解説していました。日本列島に押し寄せる北の寒流と南の暖流は、日本海側では能登半島付近で、太平洋側では銚子沖で合流し、これを境に日本列島近海の魚介類の分布を南北に大きく…

「べらんめい」は関西からやってきた  『江戸前魚食大全』(冨岡一成著)より

江戸っ子の特徴に「べらんめい」言葉というものがございます。これは「べらぼう-め」の訛ったものですが、江戸っ子がさかんに振り回した「べらぼう」とはどんなものだったのでしょうか。実はこれ、寛文年間に大坂道頓堀の見世物に「べら坊」という猿そっくり…

暑い夏に涼しくなれる、「鰻」にまつわる江戸で一番怖い怪談を紹介します  『江戸前魚食大全』(冨岡一成著)より

そろそろ、本格的な暑さが始まる季節。日本人にとって鰻が一番うまくなる季節の到来です。 ところで、「土用丑の日」に鰻を食べる習慣が江戸時代にうまれたことをご存知ですか?「土用」というのは、季節の変わり目の約18日間のことをいって、年に4回ござ…

これを読まずして、すし、鰻、天ぷらを語るなかれ 『江戸前魚食大全』

江戸前魚食大全――日本人がとてつもなくうまい魚料理にたどりつくまで 冨岡一成 著 ◆何としてもうまく食いたい! 執念にも似た日本人の「魚愛」はどこからきたのか? 塩をして、干して、火を通して、燻して、たたいて、発酵させて、そして生のままで。ひとつ…

読めば、作りたくなる!食べたくなる!

おべんとうと日本人 加藤文俊著 ◆おべんとうは日本を代表する食文化である。 遠足、運動会、お花見——。行事や行楽に欠かせないおべんとう。誰しもそれを広げて過ごしたり、毎日学校や職場に持って行ったり、忙しい合間をぬって作ったり、とおべんとうにまつ…