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草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

徳大寺有恒 急逝、最後の原稿がここに。

2015年版間違いだらけのクルマ選び

徳大寺有恒・島下泰久著

 

最後までクルマが好きで好きで仕方がなかった

 2014年11月7日、本書の著者、徳大寺有恒さんが亡くなりました。本書の取材・試乗を終え、原稿を書き上げた直後のことでした。


 1976年、徳大寺さんが書いた最初の『間違いだらけのクルマ選び』は、クルマ界にとどまらない大反響を巻き起こし、翌年に刊行された『続・間違いだらけのクルマ選び』とともに合計120万部、書籍年間ベストセラー第1位を記録する売れ行きとなりました。以来、「年度版」(2000年からは年2回)として2004年まで刊行、2006年の『最終版』でいったん休刊した後、2011年には島下泰久さんを共著者に迎えて復活、これまで合計40冊の『間違いだらけのクルマ選び』を刊行してきました。その累計部数は652万部。厳しくもユーモアにあふれた批評を展開することで、日本のクルマ界に大きな影響を与え、38年の長きにわたり、数多くの読者に愛されてきたのです。

 

 徳大寺さんは、41冊目となる『間違いだらけのクルマ選び』の原稿を遺して、旅立っていかれました。ニューモデルに期待し、クルマ社会への提言を行い、新技術への好奇心にあふれるその文章からは、最後までクルマが好きで好きで仕方なかった徳大寺さんの姿が浮かび上がり、胸を打ちます。ぜひ、多くの方に読んでいただきたく存じます。

ニューカーが大量デビュー。そしてクルマは大転換点を迎える!?

 2014年は消費増税対策でメーカー各社が日本市場にさまざまな手を打ってきた年でした。まずは、販売テコ入れのためのマイナーチェンジが多数おこなわれ、同じクルマでも目を見張るほどに進化したものも。フルモデルチェンジや新規車の登場も多く、なかでも世界的ブームを受けてSUVはこれでもかというくらい、次々とデビューしました。さらに2014年12月にはトヨタがついに燃料電池車「ミライ」を一般向けに発売。外国車勢も電気自動車の日本での販売に乗り出し、エコカーの競争も激化。自動運転の実験も進展し、先進安全装備の搭載車も劇的に増えました。


 このように『2015年版』は本当に、トピックぎゅう詰め、充実の一冊となりました。校了まぎわまで島下泰久さんが丹念に取材・試乗、各車をときに厳しく、ときにニヤリとさせる書きっぷりで、バッサバッサと斬っていきます。クルマそのものと、クルマを取り巻く社会の変動を理解する必読の一冊として、自信を持ってオススメできる内容。ゼヒ、お読みください!

 

※本書は2014年12月13日発売の予定です(地域によって発売が若干前後します)。

 

●2015年版の指摘

燃料電池車ミライ、クルマの出来にも驚いた!
完全自動運転でない別のゴールを目指すべきだ
F1より魅力的。トヨタ活躍の耐久レースに注目
免許を取ったら一度はオープンカーに乗っては

 

●クルマの今が見える2大特集

◎第1特集 楽しめるSUVはどれだ?

――最新SUVをふくめ15車種を一挙に論評
第2特集 新世代パワートレイン車
――トヨタ・ミライは良いクルマなのか? EVの将来は?

 

(担当/久保田)

 

 ※下記リンクより本書のカバーイメージをダウンロードすることができます。本書の紹介・報道の目的にのみお使いいただけます。それ以外の目的での使用はご遠慮ください。

『2015年版間違いだらけのクルマ選び』カバーイメージ

 

著者略歴

徳大寺有恒 とくだいじ・ありつね
1939年東京生まれ。成城大学経済学部卒。初代クラウンが登場した1955年に運転免許を取得。1964年日本グランプリでレーサーとしてデビュー。その後、トヨタワークスチームを経て、フリーの自動車ジャーナリストに。1976年小社刊『間違いだらけのクルマ選び』で自動車評論の新境地を開拓、社会に衝撃を与える。以降『年度版間違いだらけ』を2004年まで刊行、復活した『2011年版』からは島下氏との共著として刊行してきた。そのほかの著書に『決定版徳大寺有恒のクルマ運転術』『新・女性のための運転術』『ぼくの日本自動車史』(いずれも草思社)、『駆け抜けてきた―我が人生と14台のクルマたち』(東京書籍)などがある。2014年11月、逝去。享年74歳。

 

島下泰久(しました・やすひさ)
1972年神奈川県生まれ。立教大学法学部卒。1996年よりモータージャーナリストとして活動を始める。走行性能だけに留まらず先進環境・安全技術、ブランド論等々、クルマを取り巻くあらゆる事象を守備範囲に自動車専門誌、一般誌、ファッション誌、webなどに寄稿するほか、様々なメディアへの出演、講演などの活動を行なっている。2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『極楽ハイブリッドカー運転術』『極楽ガソリンダイエット』(いずれも二玄社)がある。

 

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