2015年版 プロ野球問題だらけの12球団
小関順二著
※発売日 2015年２月24日
◆黒田フィーバー、Ｇ大田覚醒、大補強オリックス…話題豊富な今年のプロ野球
今年のプロ野球は例年にない盛り上がりを見せています。メジャーからの20億円超のオファーを蹴って広島に衝撃の復帰を果たした黒田。紅白戦・オープン戦で打棒爆発の巨人大田＆１塁コンバートで強打復活に賭ける阿部。15勝15ホーマーを目指しさらなる進化を見せる二刀流・大谷。全盛期の力を取り戻せるかに注目が集まるソフトバンク松坂。キャンプを視察した松井秀喜氏に逆方向への大飛球を称賛され自信を深めるDeNA筒香。金子残留、中島らの大補強で優勝争い確実のオリックス…などなど、話題が尽きません。混戦必至の今シーズン、ペナントのゆくえはどうなるのか？ そこで大いに参考になるのが本書、「2015年版 プロ野球問題だらけの12球団」です。
◆４０００試合以上を球場で観戦してきた著者による、比類なきガイドブック
本書は、2000年より毎年「年度版」として刊行され、今年で16冊目を迎えるシリーズです。例年は３月下旬のプロ野球開幕直前に刊行してきましたが、本年は、ひと月前倒しで刊行。２月に「選手名鑑」などプロ野球関連本が多数刊行されますが、選手のプロフィール紹介がメインの名鑑類とは、本書はひと味もふた味も違います。
著者はドラフト分析の第一人者で、1988年以来27年間にわたり、常に批評することを意識してプロ・アマ合わせて通算4000試合以上を球場で観戦。その折々に書き留めた膨大な観戦ノートをもとに各球団の戦力を徹底分析しています。一軍のみならず、二軍やアマチュアの試合にも目配りし、選手を長期的な視野で捉えているため、分析の深みが違います。名鑑類では満足できないプロ野球ファンには読み応え十分、必ず満足していただける一冊です。
◆今シーズンの注目ポイントはここだ！
本書では、12球団ごとに均等にページを割き、各チームの「スタメン分析」「ピッチングスタッフ分析」「2014年のドラフト指名選手の分析」をおこないます。以下、著者の１行寸評。
ソフトバンク──日本一をもたらした二大要素、育成力と補強力は健在！
オリックス───金子残留、中島、小谷野、ブランコらの加入で優勝が見えた！
日本ハム────フロントと一軍指揮官が推し進める若手抜擢路線！
ロッテ─────ドラフトでの高校生指名に目覚めたフロントに注目！
西武──────33年間一度もなかった2年連続Ｂクラスの危機！
楽天──────田中の抜けた穴を着々と補強。左腕王国誕生の兆し！
巨人──────ベテラン重視に舵を切った原監督の路線は明か暗か？
阪神──────残留を決断した鳥谷が10年ぶりＶの原動力に！
広島──────前田、黒田、大瀬良、野村で50勝！外国人投手で20勝！
中日──────若手を切りベテランを残留させる落合ＧＭの荒療治！
DeNA──────打撃優先の外国人選びで投手陣は大丈夫？
ヤクルト────ＦＡ戦略でディフェンス面が強化され優勝争いも！
この12球団戦力徹底分析に加え、巻頭には４大特集も用意。特集①侍ジャパンは球界活性化の起爆剤／特集②メジャー復帰組の実力は？／特集③下位の常連が魅力的な球団に変貌／特集④2015年のドラフト候補選手、といった12球団別の分析では扱い切れない重要トピックを詳細に批評しています。本文240ページ、情報の量、質ともに類のない本書を、是非とも多くのプロ野球ファンにお読みいただければ幸いです。
※下記リンクより本書のカバーイメージをダウンロードすることができます。本書の紹介・報道の目的にのみお使いいただけます。それ以外の目的での使用はご遠慮ください。
『2015年版プロ野球 問題だらけの12球団』カバーイメージ
著者略歴
小関順二（こせき・じゅんじ）
スポーツライター。1952年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球のドラフト（新人補強）戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。2000年より年度版として刊行している『プロ野球 問題だらけの12球団』シリーズのほか、『甲子園怪物列伝』『野球を歩く 日本野球の歴史探訪』（いずれも草思社）、『野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」』（講談社＋α新書）など著書多数。CSテレビ局スカイ・A sports＋が中継するドラフト会議の解説を1999年以降の16年間、フレッシュオールスターゲームのゲスト解説を2010年以降の5年間務めている。
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