草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

都会と田舎、両方楽しむ、今人気の「2拠点ライフ」のすべてがわかる本!

週末移住からはじめよう

――田舎に小さな家をもつ2拠点ライフ

友枝康二郎 著

◆週末だけ田舎で暮らしてみませんか?

海や山が好きで、田舎への移住に興味はある。でも仕事や家族の問題など、実際に田舎暮らしにふみきるのはかなり大変、という人は多いのではないでしょうか? 本書はそうした不安や悩みを解決すべく、都会暮らしと両立できるローコストで気軽に始められる、「2拠点ライフ」を中心に、田舎暮らしの新しい形を提案するものです。
著者は現在、八ヶ岳のふもと長野県原村で、「田舎暮らしプロデューサー&ライフスタイルデザイナー」として活動しています。自らも29歳、脱サラ直後に長野県の八ヶ岳のふもと原村に拠点をつくった経験をもち、数多くの移住希望者の相談に乗り、これまでに60組の家族(総勢120人超)が実際に2拠点ライフや移住をスタートしています。
著者のアドバイスの大きな魅力は、単に住む場所だけを紹介することにとどまらず、将来の完全移住も視野に入れ、田舎でどう働き収入を得るか、子どもの教育はどうするか、どう地域関係をつくりコミュニティをつくっていくかも合わせて具体的に提案していることです。こうした積極的な活動の結果、長野県原村は、今、都会からの移住者たちのコミュニティが成長し、田舎暮らしのモデル地区として注目を集めるようになりました。

◆田舎に小さな家をつくってみよう!

さらに著者は今、多くの移住希望者に請われ、本業のグラフィックデザインの経験を生かした「小さな家からスタートできる、新しいスタイルの田舎暮らし、MORISH(モリッシュ)の家」を提案しています。“理想の田舎暮らしの家”として著者自らデザインした250万円から建てられる小屋は、機能性とデザイン性にすぐれ、たびたび新聞や雑誌などでも取り上げられています。本書では、実際に著者がプロデュースした小屋に住んでいる4組の住民の様子も写真つきで紹介しています。よりリアルに移住ライフを感じてもらえることでしょう。

なお、著者のプロデュースする家の詳細な情報は、ブログ「八ヶ岳田舎暮し 移住のススメ MORISH COUNTRY 原村 http://blog.goo.ne.jp/tomodesmo」でも見られます。
本書は、著者自身が2拠点ライフの実践者として経験したことと、長年移住希望者の相談に乗ってきた経験とを融合して書かれているので、移住に興味はあるけど、いきなり田舎暮らしにふみきるのが不安という方や、気軽にプチ移住してみたいという人にとって、とくに有益な情報が満載です。ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊となっております。

<目次>

はじめに
プロローグ 41歳からはじまった「都会←→田舎」2拠点ライフ

1章 八ヶ岳に一目ぼれ、いきおいで土地を買う

八ヶ岳で暮らしてみたい――20歳で思い描いた人生の夢
29歳で310坪の土地オーナーになる
土地がもたらす精神的自由が生き方を変える
土地を買うだけでも八ヶ岳ライフはスタートできる
失敗しない土地選びの条件とは?
原村との出会い
別荘地を選んだ理由
四季を通して、土地の素性を知る
田舎暮らしは若ければ若いほどいい

2章 家は小さく建てて、大きく育てるもの
29歳で憧れのログハウスを建てる
人が暮らす理想的な住まい、ログハウス
ログハウスを建てるには、その特性をよく理解しておくべき
とうとう自分で家の設計をはじめる
250万円でつくれる究極の小屋タイプのスモールハウス
中古住宅で購入費用を安くあげるのも一手
いきなり買うのが不安な人はシェアや賃貸で

3章 都会と田舎、どちらも楽しむ暮らし方
家族、子育ての視点から田舎暮らしを考える
田舎暮らしならではのコミュニティライフ
田舎での子育てほどいいものはない
都会の便利と引き換えに得られる豊かさ
八ヶ岳で収入を得る道はある?
田舎暮らしに踏み切るタイミング
都会の便利と引き換えに手に入れたもの
八ヶ岳カレンダー(1~12月)

4章 はまるとやめられない!セルフビルドの愉しみ
家族の成長に合わせて変化する山の家
キャンピングカー「エア・ストリーム」
とうとうツリーハウスを建てる!
八ヶ岳の森とともに生きる
八ヶ岳で夢の店「ハートヴィレッジ」を開く

5章 そして、僕も完全移住へ 
ライフステージに合わせて働き方、住む場所を変える
完全移住後の気ままな八ヶ岳暮らし
田舎における人づきあいの作法
田舎ではじめた新たなライフワーク
田舎暮らしプロデュースという仕事
移住は人を変える
移住応援ネットワーク「MORISH」を立ち上げる

6章 八ヶ岳で夢を実現した人たち
週末を過ごすセカンドハウスから、完全移住をめざす  高島さんご夫婦/神戸在住
山登りの前哨地としての小屋暮らしで自由を満喫する  恩田真砂美さん/東京在住
週末や長期休暇に家族がつどう田舎の家     杉本さんご家族/東京・大阪在住
これからの子育てを考えて、八ヶ岳に完全移住&転職 林さんご家族/東京から移住

エピローグ 「人生は一度きり」を胸に生きる
おわりに

(担当/吉田)

著者紹介

友枝康二郎(ともえだ・こうじろう)

モリッシュ カントリー代表。ライフスタイルデザイナー。1958年熊本市生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、株式会社HONEYに入社。今のモノ文化の起点となるブランディングやイベント企画、ショップデザインに携わる。20歳のとき八ヶ岳に一目ぼれ。29歳で脱サラし30年ローンを組み、八ヶ岳のふもと長野県原村にログハウスを建てる。その後12年間は家族で週末に通い、41歳で家族が完全移住。自身は平日は東京に住んで働き、週末は八ヶ岳で暮らす本格的な2拠点ライフへ。2011年の東日本大震災を機に53歳で完全移住を果たす。現在は八ヶ岳を拠点にデザインの仕事のかたわら、「田舎暮らしプロデューサー&ライフスタイルデザイナー」として、小さな家からスタートできる、新しいスタイルの田舎暮らしを提案中。東京の家は、東京での活動の拠点としている。原村観光連盟副会長、原村地域創生検討委員会副委員長(2016年現在)。日本グラフィックデザイナー協会会員。

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