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草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

最新の心理学に基づくコーチングの決定版!――ポジティブ・コーチングの教科書

ビジネス 経済・経営

ポジティブ・コーチングの教科書

――成長を約束するツールとストラテジー

ロバート・ビスワス=ディーナー 著 宇野カオリ 監訳 高橋由紀子 訳

◆第一人者が書き下ろしたメンタル・トレーニング法

 ポジティブ心理学とは、組織や人が最高潮(ピーク)の状態や、個人の「強み」に注目して、それが持続する方法を研究するもの。著者ディーナー博士は、世界中を旅して極限状態にある人の幸福感や強みの発揮を探る研究を続けながら、その成果を企業人の教育に携わるビジネス・コーチングに応用するポジティブ心理学コーチング(ポジティブ・コーチング)の第一人者です。

 本書は、著者自身の研究でのリアルな体験談やコーチング事例、数多くのエクササイズ、心理テストを盛り込んだ本格的な教則本。とはいえ、ビジネス・コーチやキャリア・コンサルタントなど、企業人教育に携わる方から、人をマネジメントする立場にある方までが知っておくとコミュニケーションがうまくいくコツが学べるようにもなっています。

 すぐに習得してみたいエクササイズの数々から、簡単なものを1つを紹介しましょう。それは、相手の強みに名前をつけることを習慣にするというものです。

◆自分や相手の強みに名前をつけることから始めよう

 著者のクライアントに、仕事の締め切りにいつも遅れがちで、自分を「怠け者の引き延ばし屋」だと悩んでいる男性がいました。しかし、聞けばその人、仕事の評価は決して低くないというのです。そこでピンときた著者は、その人に自分を「引き延ばし屋」ではなく、良い意味で仕事を熟成する「寝かせ屋」だと思うように提案します。それにより、クライアントの男性は仕事がギリギリになることを不安に思わずに質の高い仕事に一層邁進できるようになったとか。

 相手の強みを引き出すことは、ポジティブ・コーチングの大きな目的の1つですから、一見、ネガティブな特長でもその人がポジティブに転換できるように導いてあげることが大事です。そこで著者は、日ごろから、同僚や部下、上司など相手の良いところを見つけて、ポジティブなあだ名をつけて、折に触れて呼んでみれば、互いの強みが発揮されやすくなると提案します。

 あだ名と言えば、学生時代の嫌な先生のことを思い出す方もいるかもしれませんが、思い切って、今日から、ポジティブなあだ名づけを習慣にして、ポジティブ・コーチングを実践してみてはいかがでしょうか?
(担当/三田)

著者紹介

ロバート・ビスワス=ディーナー(Robert Biswas-Diener)
ポジティブ心理学者。学術研究を続けながら、各国の幅広い知的プロフェッショナルを対象にしたコーチングや企業向けの心理学研修を実施してきた。ケニアやイスラエル、グリーンランド辺境など、普通の心理学者が研究対象にしないような極限の地域に暮らす人たちを対象に研究を続けてきており「心理学界のインディ・ジョーンズ」という異名を持つ。著書に『「勇気」の科学』(大和書房)『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』(草思社)ほか多数。

訳者紹介

宇野カオリ(監修)

一般社団法人日本ポジティブ心理学協会代表理事。国際ポジティブ教育ネットワーク日本代表。筑波大学人間系研究員。跡見学園女子大学講師。ペンシルベニア大学大学院応用ポジティブ心理学修士課程修了。同大学ポジティブ心理学センター研究員、ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス ポジティブ組織研究センターフェローを歴任。訳書多数。

高橋由紀子

翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。訳書に『幸福優位7つの法則』(徳間書店)『ポジティブな人だけがうまくいく3:1 の法則』(日本実業出版社)『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』(草思社)ほか多数。

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