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草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

科学的な根拠のある正真正銘のビジネスハック! 『最高の自分を引き出す 脳が喜ぶ仕事術』

最高の自分を引き出す 脳が喜ぶ仕事術

キャロライン・ウェッブ 著 月沢李歌子 訳

◆マッキンゼーのシニアアドバイザーが膨大な行動科学文献から抽出

 経営コンサルティングの最高峰Mckinsey & Company。トップコンサルタントたちの仕事ぶりは、“マッキンゼー式”などと呼ばれ、多くのビジネスパーソンから羨望の眼差しを受けています。

 そのマッキンゼーで長らく経営者の能力開発に携わり、毎日をもっと生産的で快適に過ごす方法(How to have a Good Day)を追求した著者は、行動経済学・脳科学・心理学などの行動科学にヒントを求め、なんと600以上の文献、論文を読み漁りました(さすがマッキンゼー!)。そこで得た最新の科学知識と自身のコンサル事例を組み合わせてわかりやすく整理したのが本書です。

◆仕事の成果は脳の使い方しだい

著者は、行動科学の最新知見から、以下の3つが、私たちの生産性や快適さに直結すると説きます。

① 脳の「熟考と自動」システムの活用 →「優先順位」「生産性」up
② 無意識の「防衛と発見」モードを自覚 →「人間関係」「思考力」「影響力」up
③ 心と身体のループを改善→「レジリエンス(逆境力)」「エネルギー(活力)」up

 例えば、脳には自分に無関係なものを除外してしまう「自動操縦(オートパイロット)機能」があります。だからこそ「いま、この瞬間は◯◯が一番大事なんだ!」という日々の細かな優先順位付けが重要となり、逆に言えば、脳の機能に従い、適切な優先順位さえできれば、仕事は自ずと効率よく進むとか。

 これ以外にも「溢れかえるメールの処理」「賢く休憩を取る方法」「先延ばし癖の克服方法」など、日頃、仕事でぶつかる大小さまざまな課題について、「まず脳の動きを理解し、脳が快適になることを優先すればストレスも減り、成果が出やすい」と強調します。具体例と科学の知見がバランスよく織り交ぜられていることもあり、「ならば、試しにやってみようか」と思わせてくれ、“マッキンゼー式仕事術”ならぬ“科学的に正しい仕事術”とも呼ぶべき説得力ある一冊となっています。

(担当/三田)

 

本書の目次から 1日を前日の夜から始める/目的を支えるための行動目標を設定する/心の目でリハーサルをする/マルチタスクができる人ほど切り替えが苦手/意思決定は谷間ではなく頂上で/一番大切なことを一番最初に/ポジティブに断る/小さなことを自動化する/上機嫌を伝染させる/とにかく質問する/似たものを探す/クロスチェックを習慣にする/問題の樹形図を描く/自分を大きく見せる/報われる質問をする/最高の状態で終わらせる/睡眠を十分にとる...etc.

著者紹介

キャロライン・ウェッブ Caroline Webb
セブンシフト社CEO、マッキンゼーの社外シニアアドバイザー。ケンブリッジ大学、オックスフォード大学院で経済学を学ぶ。民間エコノミストを経て、マッキンゼー入社、パートナーとして上級管理職や経営層のリーダーシップ育成分野に従事し2012年退社。コロンビア大学ビジネススクールやロンドン・ビジネススクールでリーダーシップ論を指導した経験もある。

訳者紹介

月沢李歌子 Rikako Tsukisawa
津田塾大学卒。外資系投資顧問会社勤務から翻訳家に。訳書に『ポジティブ・リーダーシップ』(草思社)『最高の仕事ができる幸せな職場』(日経BP社)『ディズニー「感動」のプロフェッショナルを育てる5つの教え』(朝日新聞出版)ほか。

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