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草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

ネガティブな人に引きずられないために知っておきたいこと 『悪い知らせをうまく伝えるには?――幸せ拡散7つのルール』ミシェル・ギラン著

悪い知らせをうまく伝えるには?

――幸せ拡散7つのルール

ミシェル・ギラン 著 ショーン・エイカー 序文 月沢李歌子 訳 

◆誰もが情報発信する時代に知っておきたいコミュニケーション術

 本書の著者ミシェル・ギランは、米国の人気女性キャスターから幸福学の研究者へと転じたというユニークな経歴の持ち主。ギランは、テレビ報道に長く携わるなかで、さまざまな事件現場を取材して、悲惨な事件を煽りたてるように伝えるメディアの姿勢に大いに疑問を感じるようになりました。

 そこで、一念発起して大学院に入り直し、ポジティブ心理学を学び、幸福について研究するようになりました。本書では、自身の研究のほか最新の心理学や脳科学の知見を踏まえ、センセーショナルな悪いニュースばかりを伝えるのではなく、良いニュースをより効果的に伝え、それを拡散することで家庭や職場を活性化して幸せになる方法を実践的なステップとともに提案しています。

◆伝え方次第で結果は大きく変わる

 各種の研究結果によれば、伝え方をわずかに変えることで仕事の生産性、子どもの学業成績、営業成績は20~40%も伸び、ストレスレベルは20%以上減らせるとか。本書でも、心理学の技法に基づいて、悪い知らせを耳にしたとき、過剰にならずに要旨だけを冷静に伝える方法、極端に後ろ向きでネガティブな相手と精神的に消耗せずにやりとりする方法など、コミュニケーションの工夫がたくさん盛り込まれています。

 例えば、どうしようもなく後ろ向きな人とやりとりしなければならない時などは、そのまま交流すると相手のネガティブな論調に引きずり込まれて嫌な気分が長く続いてしまうこともあります。そんな時は、あえて一時的に撤退して自分の体制を立て直し、ネガティブな相手にこそポジティブな言い方で包み込むように接していくことが大切だと著者は、力説します。日常生活で思い当たる光景を思い浮かべながら、読み進めることで、そのまま実践につなげられそうな一冊です。

(担当/三田)

 

本書の目次から

日本語版によせて(ショーン・エイカー)

なぜ、幸せを拡散するべきなのか?

Part1 ポジティブの力を利用する

ルール1 パワーリードで脳が気持ちよくなる準備をする

ルール2 フラッシュメモリーで過去の成果を未来の成功の糧にする

ルール3 よい質問でポジティブ思考を引き出す

Part2 ストレスとネガティブな気持ちを克服する

ルール4 ファクトチェックで後ろ向きから前向きに

ルール5 戦略的撤退でネガティブな人と上手につきあう

ルール6 4つのCで悪い知らせをうまく伝える

Part3 ポジティブな拡散力を生み出す

ルール7 前向きな考え方を拡散する

 

著者紹介

ミシェル・ギラン(Michelle Gielan)

アプライド・ポジティブ・リサーチ代表、ペンシルベニア大学応用ポジティブ心理学修士。米CBS、FOXニュースのキャスターを経てビジネスコーチ、コンサルタントとなる。夫であるポジティブ心理学者ショーン・エイカーとともにコンサルティングを行う。

訳者紹介

月沢李歌子(つきさわ・りかこ)

津田塾大学卒。外資系投資顧問会社勤務から翻訳家に。訳書に『ポジティブ・リーダーシップ』(草思社)『最高の仕事ができる幸せな職場』(日経BP社)『ディズニー「感動」のプロフェッショナルを育てる5つの教え』(朝日新聞出版)ほか。

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