政治・国防・軍事
21世紀の啓蒙(上・下) 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 スティーブン・ピンカー 著 橘明美・坂田雪子 訳 ビル・ゲイツ氏が「生涯の愛読書となる、新しい一冊」と激賞した全米ベストセラー、『21世紀の啓蒙』(原題:Enlightenment Now)の邦訳がついに刊…
崩壊学ーー人類が直面している脅威の実態 パブロ・セルヴィーニュ著 ラファエル・スティーヴンス著 鳥取絹子訳 異常気象を伝えるニュースで「数十年に一度の」というフレーズが頻繁に使われ始めたのはいつごろからでしょうか。いまや異常が「通常」となった…
でっちあげの徴用工問題 西岡力 著 橋下徹元大阪市長がこの「徴用工問題」について発言していた。韓国人の「個人請求権」は残っているから賠償もやむないというような趣旨だった。また日本共産党も同趣旨のことを言っている。日本の韓国併合が間違いなのだか…
北朝鮮の漂着船 ーー海からやってくる新たな脅威荒木和博 著 北朝鮮から日本に流れつく無数の木造船――。その数は昨年秋に急増し、今年2月まででなんと100 隻以上にのぼりました。そして今年も11月以降、その数は急激に増え続けています。 特定失踪者問題調…
バノン 悪魔の取引 ―― トランプを大統領にした男の危険な野望 ジョシュア・グリーン 著 秋山勝 訳 バノンとトランプ、暗黙のうちに結ばれた「悪魔の取引」 2016年アメリカ大統領選でヒラリー・クリントンを制し、ドナルド・トランプを第45代大統領に仕立てあ…
日本・韓国・台湾は「核」を持つのか? マーク・フィッツパトリック 著 秋山勝 訳 ◆核はもたないが、その技術も原料ももっている「潜在的核保有国」 中国と北朝鮮という核武装国の脅威にさらされ続ける東アジアで、「核ドミノ」は起こるのか? これが本書の…
アメリカの対日政策を読み解く 渡辺惣樹 著 ◆日本人はアメリカの行動原理がわかっていない 米大統領選の候補者選びで共和党トランプ氏の優勢が報じられています。メディアの下馬評にもあがってなかった、まさに予想外の展開です。我が外務省では急遽、氏につ…
日本はASEANとどう付き合うか――米中攻防時代の新戦略 千野境子 著 ◆新たなステージを迎えた東南アジア さる九月三日、インドネシア政府はジャカルタ・バンドン間の高速鉄道計画を見直すと発表しました。日中が高速鉄道の売り込みに鎬を削り、いずれを採…
兵頭二十八の防衛白書2015 兵頭二十八 著 ◆圧巻の中東・アフリカ情勢分析 昨年から年度版として刊行を開始し好評を博した兵頭版「防衛白書」ですが、2015年版の白眉はなんといっても冒頭の「中東・アフリカ編」における情勢分析でしょう。 兵頭氏は初め…
新平和憲法のすすめ ――そして日本はどこへ 英正道 著 憲法改正論議が再びかまびすしいが、なぜ戦後70年も改正できなかったのだろうか。著者は現憲法の果たした一定の役割を認めつつも、もはや冷戦終結後の厳しい世界の現実に合わなくなってきたことを憂え、…
すべては1979年から始まった ――21世紀を方向づけた反逆者たち クリスチャン・カリル著 北川知子訳 ◆過激なイスラム主義者台頭の源流をたどるリアルな現代史 「イスラム国(ISIS)」など、イスラム系過激派が世界中を震撼させています。でも、少なからずの日本…
ワルの外交――日本人が知らない外交の常識 河東哲夫 著 今月号(2014年12月号)の月刊文藝春秋に保守論客の櫻井よし子さんが巻頭エッセイに『「亡国の外務省」徹底批判』という一文を書いていました。北朝鮮との拉致問題や中国、韓国、ロシアとの関係など、外務…
経済政策で人は死ぬか?――公衆衛生学から見た不況対策 デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス著/橘明美、臼井美子訳 ◆不況下では行うべきは緩和政策か、緊縮政策か? 公衆衛生学で答えを出す! 日本でも今、アベノミクスの是非が話題になっていますが…
兵頭二十八の防衛白書 2014 兵頭二十八 著 ◆日本の安保環境を知るためのベストブック 論議がつづく「集団的自衛権」の行使容認問題ですが、大方の日本人はその核心部分について殆ど何もわかっていないはずです。わかってないと言えば、昨年公布された「特定…