ビッグデータで、社会科学とマネジメントに革命を起こす話題書が、ついに邦訳。
9月中旬刊行予定!
『ソーシャル物理学―「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』(仮)
(原題:SOCIAL PHYSICS: HOW GOOD IDEAS SPRED ? THE LESSONS FROM A NEW SCIENCE)
アレックス・ペントランド(米MITメディアラボ教授)
翻訳:小林啓倫/解説:矢野和男(日立製作所中央研究所)
人は、集まり、つながると賢くなる。
さらに賢くなるには、どうすればいいか?
ビッグデータを用いて、「集合知」を増幅させる科学的手法が誕生。
人々の生活を、スマホやウエアラブルセンサを使って記録、それを解析し、集団の生産性や創造的成果、意思決定などを大きく改善・向上させる新手法「社会物理学」。その応用範囲は都市の犯罪率の低減、エネルギー利用の効率化、感染症蔓延の阻止、災害復旧、市民の健康向上にまで広がる。ビジネスから都市計画、社会制度設計にまで影響を及ぼす、新しい科学の誕生。
〈内容より〉
◎我々は、うまくいっている人を真似る「社会的学習」に依存している
◎社会的学習を理解することが、「集合知」を理解し増幅させるカギ
◎市場原理だけでは不十分。規範を守らせる仲間同士の絆が重要
◎自分の友だち同士も、やはり友だち関係にあるコミュニティは強く、賢い
◎人々の行動を変革させる「ソーシャルネットワーク・インセンティブ」
◎プライバシーとビッグデータを両立させる「データのニューディール」
著者紹介
アレックス・ペントランド
米国MITメディアラボ起業プログラム所長。MITヒューマンダイナミクスラボ所長。ビッグデータの世界的第一人者。2012年にフォーブス誌の「世界で最も有力なデータサイエンティスト7人」の1人に選ばれた。邦訳されている著書に『正直シグナル』(みすず書房)がある。
※ビッグデータの話題書『データの見えざる手』著者、矢野和男氏による解説がつく予定。矢野氏は本書著者の共同研究者でもある。
刊行時期:2015年9月中旬
四六判/並製/344頁(予定)/価格未定