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日本語の盲点! 接続詞の正しい使い方を知れば、驚くほどわかりやすく伝わる文章が書けるようになる! 文章が一瞬でロジカルになる接続詞の使い方 吉岡友治著

文章が一瞬でロジカルになる接続詞の使い方

吉岡友治 著

◆なぜ日本人は論理的に書くことが苦手なのか?

 長年、日本の学校教育では、読書感想文や作文の授業などで、自分の感情を文芸的に書くことが良しとされてきました。しかし、社会人になってから必要となるのは、文芸的な文章ではなく、説明文や意見文などいわゆる論理的と言われるタイプの文章です。こうした文章の目的は“自己表現”ではありません。むしろ、読み手に正確に紛れなく伝え、判断に影響を与えることが大切です。
 本書では、論理的で明瞭な文章を書くための、もっとも簡単な方法として「接続詞」に注目しました。「接続詞」は今までどちらかと言えば、補助的な要素と見なされて軽視される傾向がありましたが、実は自分の述べたいメッセージを、正確で効率的にわかりやすく伝えるのに欠かせない言葉なのです。
 接続詞を正しく使えるようになれば、文章をあまり変えなくてもよりクリアな言い方に直せるようになります。それどころか、接続詞を整えるだけで、目の前にある文章のどこが述べ足りないのか、どこが余計な記述なのかも、自然に見えてくる効果もあります。

◆意外に知らない、接続詞の正しい使い方が身につく

 接続詞といっても、小さい頃から使っている日本語ですから、その意味や用法の違いは何となくわかっているかもしれません。しかし、知っているつもりでも、正確な使い方はできていないことが多いのです。それをもう一度確認して、正しい使い方ができるようにするのが本書の目的です。
 接続詞は、文章の方向を決め、決定的な影響を与えます。ぜひ、その意味や使い方に習熟し、読む者をうならせるようなスッキリした文章を書いてみませんか? 
目次より
◎「そして」「……が、……が」を追放する!◎「また」の使いすぎはくたびれる◎「つまり」はなく
てもわかる◎「まず……次に」に頼りすぎない◎「なぜなら……からだ」は理由を表す魔法のコトバ
◎「だから」は自然的、「したがって」は主体的◎「そもそも」「要するに」で深さをアピール
◎「とにかく」「やはり」は強引すぎる◎「このように」でゆったり結論を示すetc

著者紹介

吉岡友治 (よしおか・ゆうじ)

1954年宮城県仙台市生まれ。東京大学文学部社会学科卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了、比較文学・演劇理論専攻。駿台予備学校、代々木ゼミナール講師を経て、現在、インターネット講座「VOCABOW小論術」校長。ロースクール・MBA志望者などを対象に文章、論理の指導を行うほか、企業でもライティング指導を行っている。おもな著書に『大学院大学編入学 社会人入試の小論文』(実務教育出版)、『東大入試に学ぶロジカルライティング』『反論が苦手な人の議論トレーニング』(共に筑摩書房)、『その言葉だと何も言っていないのと同じです!』(日本実業出版社)、『いい文章には型がある』(PHP 研究所)、『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術』(草思社)など多数。

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