草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

「知っている」より大切な「疑問をもつ力」を育む 『考える力がつく 理科なぞぺー』高濱正伸・川幡智佳著

考える力がつく 理科なぞぺー<小学3年~4年生>

高濱正伸 川幡智佳 著

◆シリーズ累計70万部の学習パズルに「理科」が登場!

 大人気の学習教室・花まる学習会のメソッドがつまった学習パズル『考える力がつくなぞぺー』シリーズに、ついに「理科」が加わりました。「子どもが自分からやりたがる」「子どもが勉強好きになった」と保護者からも大好評をえて、累計70万部となった『なぞぺー』。その好奇心を刺激する楽しさは、新しい『理科なぞぺー』にも存分に盛り込まれています。
 「白身魚と赤身魚の違いって、なに?」「昼間に見える月はまん丸にならないって、本当?」「銀の折り紙には電気が流れるのに、金の折り紙には電気が流れない?」など、大人も答えを知らない(?)、おもしろい問題ばかり。「そういえば、なぜ? なに? そうなの?」と興味をそそられ、じっと考えて「わかった!」とうれしくなったり、答えを見て「そうだったのか!」と驚いたりするうちに、理科が好きになり、考える力がついていきます。

◆大切なのは、疑問を持ち、考え抜いて、知る喜び

 本書の目的は、「知っているかどうか」を試すことではなく、「疑問に思い、なぜだろう、どうしてだろうと予測する」という体験をしてもらうことです。そのため、学年別教科書準拠の内容ではなく、子どもが興味を持ちやすいテーマを選んで問題にしています。
 著者の高濱さんは本書で、「『ん? なんで?』と湧いてきた疑問を心の中で捉えきる習慣を持つこと。その疑問は、見えないけれどとてもとても大切な宝物なのです」と述べています。そしてその疑問について、考えたり調べたりして、ついに答えを知ったときには、醍醐味とも言える喜びを感じることでしょう。「この一連の躍動する脳の状態を、大切にしてほしいのです」といいます。
 疑問に思い、じっくり考え、知る喜びを体験する。だから次も疑問を探したくなるし、答えを追究したくなる――。多くの子どもたちにとって、本書が、理科を大好きになる入り口となることを願っています。

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(担当・久保田)

著者紹介

高濱正伸(たかはま・まさのぶ)

1959年、熊本生まれ。東京大学大学院修士課程卒業。93年、学習教室「花まる学習会」を設立。著作に『考える力がつく算数脳パズルなぞぺ~①②③』をはじめ同シリーズの『新はじめてなぞぺ~』『空間なぞぺ~』『絵なぞぺ~』『迷路なぞぺ~』(以上、草思社)などがある。

川幡智佳(かわばた・ちか)

1985年、埼玉県生まれ。北里大学卒業後、東京大学大学院修士課程卒業。2013年花まる学習会入社。同グループ進学部門であるスクールFC所属。小4総合コースの理科や、科目横断型・総合的学習の時間である「合科」の立ち上げに携わる。夏休みや休日などに開催する、親子参加型理科イベントも担当。著書に『カワハタ先生の動物の不思議―どこがおなじでどこがちがうの? 』(実務教育出版)がある。

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