草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

2024-02-19から1日間の記事一覧

奇跡の海峡突破を成し遂げた男を突き動かした「大義」とは──『国境の人 間宮林蔵 探検家にして幕府隠密、謎多き男の実像を追う』髙橋大輔 著

国境の人 間宮林蔵 ――探検家にして幕府隠密、謎多き男の実像を追う 髙橋大輔 著 列強のアジア進出で緊張高まる江戸後期に、国内外を雄飛し続けた男の生涯! 「間宮海峡」で高名な江戸後期の探検家、間宮林蔵。彼の生涯は、サハリン島(カラフト・北蝦夷)や…

セ・パの覇者「阪神」「オリックス」を切り崩すのは、どの球団か?『2024年版 プロ野球 問題だらけの12球団』小関順二 著

2024年版 プロ野球 問題だらけの12球団 小関順二 著 「即戦力ドラフト」から焦りが垣間見える巨人、リリーフ陣の層の薄さがチーム順位の乱高下を招いているヤクルト、ドラフト上位指名がなかなか育たないソフトバンク、2年連続最下位の日本ハム・中日よりも…

人はどのように死んできたのか。『死因の人類史』アンドリュー・ドイグ 著 秋山勝 訳

死因の人類史 アンドリュー・ドイグ 著 秋山勝 訳 有史以来のさまざまな死因とその変化の実相を科学的・歴史的・社会的視点から検証した壮大な “死” の人類史。 14世紀イタリア・シエナ、黒死病が覆いつくす(本文より) 1347年、当時、シエナは中央イタリア…

五七五音の定型にどう収めるか。名句を例に楽しく解説。『俳句講座 季語と定型を極める』岸本尚毅 著

俳句講座 季語と定型を極める 岸本尚毅 著 既刊『音数で引く俳句歳時記』が俳人の間でひそかに愛用されている。1音から25音までの季語を音数ごとにまとめた歳時記は今までなかった。五七五音の定型に収めるために、これがいかに画期的な歳時記かは俳句に親し…

あなたの日常に力をくれる名絵本を101冊一挙紹介!『明日も生きていこうと思える絵本101』赤木かん子 著

明日も生きていこうと思える絵本101 赤木かん子 著 ■この本は、絵本と出会うための本です 絵本といえば、やさしく癒やしてくれそうなイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか。ところが本書では、著者があえて「衝撃的でハッと覚醒させられる」絵本…