社会・教育
戒厳令下の新宿 ――菊地成孔のコロナ日記 2020.6-2023.1 菊地成孔 著 「あなたにとってコロナとは何だったのか?」――音楽家、文筆家である著者・菊地成孔氏は「あとがき」でこのように問い掛けます。著者が主戦場とする音楽業界は、新型コロナウイルス感染症…
いじめられっ子だった弁護士が教える 自分の身のまもり方 菅野朋子 著 ■学校で嫌なことをされたらどうすればいい? 「いじめ=悪いこと」ということはもはや常識のはずですが、残念ながら、現実社会において、いじめはなかなか無くなることはありません。と…
女子が一生食べていける仕事選び 上田晶美 著(ハナマルキャリア総合研究所 代表) そろそろちゃんとした仕事に就きたいと思っているすべての人へ 「将来に不安がある」 「自分に合う仕事がわからない」「もっとやりがいがほしい」そんな仕事や将来に対する…
数学者たちの黒板 ジェシカ・ワイン著 徳田功訳 誰もが、かつて黒板に板書された授業の内容をノートに写して勉強した経験があると思います。その意味で黒板は身近とも言えますし、一方である時期を過ぎれば疎遠になってしまうものでもあります。そんな黒板は…
モデルナ ーー万年赤字企業が、世界を変えるまで ピーター・ロフタス著 柴田さとみ訳 モデルナは、いまでこそ名だたる世界の製薬会社と肩を並べる存在になりましたが、そもそもワクチン開発を目指した会社ではなく、さらにいえば10年前には吹けば飛ぶような…
AIが職場にやってきた ――機械まかせにならないための9つのルール ケビン・ルース 著 田沢恭子 訳 労働の機械化が現実のものになりつつある現在。ある意味で、リモートワーカーはすでに半ば自動化されているといえる現在、AIが導入されたリアルな未来を見据え…
傷つきやすいアメリカの大学生たち ――大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体 グレッグ・ルキアノフ 著ジョナサン・ハイト 著 西川由紀子 訳 ◆全米ベストセラー『アメリカンマインドの甘やかし』、ついに邦訳 本書は、アメリカでベストセラー…
人はどこまで合理的か(上・下) スティーブン・ピンカー 著 橘明美 訳 ■『21世紀の啓蒙』『暴力の人類史』の著者による最新作。全米ベストセラー 本書は2021年に刊行された全米ベストセラー、Rationality: What It Is, Why It Seems Scarce, Why It Matters…
夜、寝る前に読みたい宇宙の話 野田祥代 著 ■目を閉じて、想像の力で地球を飛び出そう 私たち人間は、ついささいなことで落ち込んだり、イライラしたり、目の前の現実に一喜一憂しがちです。とりわけ今は長引くコロナ禍により、心理的にもストレスが大変大き…
センスハック ――生産性をあげる究極の多感覚メソッド チャールズ・スペンス著 坂口佳世子訳 スマートフォンやPCなどにより、あまりにも多くの刺激に囲まれる現代社会。その一方、触れ合いに飢えている人が増えるなど、私達の感覚にかかる負荷はバランスを失…
お母さんが知らない伸びる子の意外な行動 公立小学校教諭 齋藤浩 著 ■子どもが伸びるためのたった1つの簡単なきっかけ 子どもはかわいいけれど、余裕がなくなるとついイライラしたり、怒鳴ってしまったり…。なかなか思い通りにいかない自分の子育てにこのま…
感染の法則 ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで アダム・クチャルスキー 著 日向やよい 訳 収束の兆しが見えないコロナウイルスは、私たちに「感染」する最たるものですが、これ以外にも、リーマンショックなどの金融危機の連鎖から、ネット…
「学歴なんて関係ない」はやっぱり正しい 安井元康 著 本書は、マウスコンピューターを擁するMCJの経営者として活躍するかたわら、東洋経済オンラインの人気連載《非学歴エリートの熱血キャリア相談》で長年にわたってビジネスパーソンや学生の悩みに答え…
教師の仕事がブラック化する本当の理由 喜入克 著 著者は本書の中で、人間とは複雑なものであると繰り返し書いている。その一つの例として近年流行りの「命を守る教育」というものを上げている。そこでは学校で優先されるべきものはまず「生徒の命を守る」こ…
感染症の虚像と実像 ーーコロナの時代を生きるための基礎知識 ディディエ・ラウト 著 鳥取絹子 訳 本書は感染症の分野で世界的に著名なフランス人医師で、現在マルセイユ大学病院研究所の所長をつとめているディディエ・ラウト教授が、今回のコロナ禍に際し…
中銀カプセルスタイル 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト 編 1972年、世界的建築家である黒川紀章氏の代表作が誕生しました。それが銀座に立つ、中銀カプセルタワービルです。本書はそのカプセルの中で「超イマドキ」な生き方を実践している人た…
自分と調和する生き方 川井かおる 著 ●コロナ禍で不安が募っている人に向け、「新しい生き方」を提案します。 私たち日本人は小さい頃から、「まわりに迷惑をかけないよう」、つねにまわりに意識を向けて生きてきました。ずっとまわりに合わせて生きていると…
考える力がつく 社会科なぞぺー 高濱正伸・狩野崇 著 自分で考える力がつく「なぞぺー」シリーズに、ついに社会科が登場! 累計70万部を突破した、大人気学習教室「花まる学習会」のメソッドが詰まった小学生向け問題集「なぞぺー」シリーズに、このたびつ…
21世紀の啓蒙(上・下) 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 スティーブン・ピンカー 著 橘明美・坂田雪子 訳 ビル・ゲイツ氏が「生涯の愛読書となる、新しい一冊」と激賞した全米ベストセラー、『21世紀の啓蒙』(原題:Enlightenment Now)の邦訳がついに刊…
崩壊学ーー人類が直面している脅威の実態 パブロ・セルヴィーニュ著 ラファエル・スティーヴンス著 鳥取絹子訳 異常気象を伝えるニュースで「数十年に一度の」というフレーズが頻繁に使われ始めたのはいつごろからでしょうか。いまや異常が「通常」となった…
東京 上がる街・下がる街 ーー鉄道・道路から読み解く巨大都市の未来 川辺謙一著 ◆東京は「弱点」を克服すればまだまだ成長し続ける! 実は東京は、世界の都市と比較すると、交通が未発達と言えます。電車でどこへでも行ける便利な都市という印象が強いので…
老後の誤算 日本とドイツ川口マーン惠美 著 ◆意外なことに格差社会! ドイツの医療と介護の現在 ドイツの医療や介護といえば、多くの人が典型的な福祉国家のそれをイメージするでしょう。しかし、ドイツ在住36年の著者によれば、実はまったくそうではありま…
老後の誤算 日本とドイツ川口マーン惠美 著 ◆意外なことに格差社会! ドイツの医療と介護の現在 ドイツの医療や介護といえば、多くの人が典型的な福祉国家のそれをイメージするでしょう。しかし、ドイツ在住36年の著者によれば、実はまったくそうではありま…
操られる民主主義――デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するかジェイミー・バートレット著 秋山勝訳 「トランプ大統領」を誕生させたケンブリッジ・アナリティカとは? 今年(2018年)5月、イギリスのデータ分析会社「ケンブリッジ・アナリティカ…
日本の鉄道は世界で戦えるか――国際比較で見えてくる理想と現実 川辺謙一 著 ◆「世界一」というのは思い込みに過ぎない!? 日本は、新幹線という世界で初めての高速鉄道を、1964年に実現した国です。日本の鉄道は、その後もどんどん便利になりました。毎年…
大惨事と情報隠蔽――原発事故、大規模リコールから金融崩壊まで ドミトリ・チェルノフ+ディディエ・ソネット 著 橘明美+坂田雪子 訳 ◆人はなぜ情報を隠したがり、それはなぜ大惨事を引き起こすか。徹底検証し対策を示す 「こんなこと上司に報告すると、また…
『オタクとは何か?』 大泉実成 著 この本のラストに、時々僕自身頭をかかえたくなる「綾波ポエム」を掲載した。 つまり、ハイデガー流に言うと「ケーレ」(転回)がおこったのである(いやいやスケールの大きさは考えちゃダメですよ)。僕は綾波ポエムを認…
超監視社会 ――私たちのデータはどこまで見られているのか? ブルース・シュナイアー 著 池村千秋 訳 ◆無意識にネットに残した足跡の思わぬ使われ方 カーネギー・メロン大学の研究チームは、公共の場に置いたカメラの前を通りがかった人の個人データをリアル…
エレツ・アイデン&ジャン-バティスト・ミシェル著 阪本芳久訳 2016年2月発売予定/価格未定 原題:Uncharted: Big Data as a Lens on Human Culture 歴史学や語学、文学などの人文科学の研究にも、ビッグデータの波が襲いかかろうとしている! Googleがスキ…
日本の若者はなぜ希望を持てないのか 鈴木賢志 著 ◆希望がある若者はわずか12%。やはり日本は若者にきつい国だった! 2013年に日本と主要6カ国(アメリカ、イギリス、スウェーデン、フランス、ドイツ、韓国)で行われた若者(13歳~29歳)の国際…