草思社のblog

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言葉を使わない抽象的思考力を養う。画期的問題集 『考える力がつく算数脳パズル 絵なぞぺー』〈対象年齢:小学2年~6年〉

考える力がつく算数脳パズル 絵なぞぺー

高濱正伸・川島慶 著

◆問題文がない! 絵を見て答える「なぞぺー」が登場!

 累計53万部、大人気学習教室「花まる学習会」のメソッドが詰まった小学生向け問題集「なぞぺー」シリーズに、新しい仲間が加わりました。今回はなんと、「問題文がない問題集」です。

 本書の問題は、絵を見てそれを正しく表している表やグラフを選択肢から選ぶというもの。お風呂に水がたまるときの「水の量のグラフ」や、ウサギとカメの競争のときの「ウサギ/カメの進んだ道のりのグラフ」、カレーライスを食べるときの「ごはんとカレーの減り方のグラフ」など、楽しい問題ばかり。図で考える力や、グラフや表を読み解く力を身につけます。
 

◆言語を介さずに抽象的な思考をおこなう体験を!

 大人になると、人はおおむね言葉を介して思考・表現するようになりますが、子どもたちは言語だけで考えていない、と本書の著者は言います。最上位の算数・数学力のある子たちは、応用問題でも、問題を見てパッと出題者が何を言わんとしているかわかってしまい、続けて解決の筋道が見える、という体験をしていると言うのです。この「ビジョンの運用」とでもいう、言葉を経由せずに抽象的な思考をおこない、瞬間的な理解を繰り返す体験を、すべての子どもたちにしてもらいたい、という意図を持って本書はつくられました。

 また、本書には、現代的な意味もあります。現代社会においては、複雑な問題を誰にでもわかる形で図や表やグラフに「見える化」「ビジュアル化」して説明することが求められています。それだけでなく、グラフや表から意味を読み取って、課題を設定したり、まわりの人が納得する解決策を示したりする力まで、必要とされます。本書は、そのような、社会に出てから役に立つ力を身につけるきっかけとなることも目指しています。

 『絵なぞぺー』は、他の「なぞぺーシリーズ」と同様、「子どもにも解けるけれど、大人でもむずかしい」問題です。家族みんなでいっしょに楽しんでいただけば、より、子どもたちの思考力育成につながることでしょう。

 

例題: こんな楽しい問題が合計74問!

例題その1

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例題その2

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例題その3

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 (担当/久保田)

 

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