草思社のblog

ノンフィクション書籍を中心とする出版社・草思社のブログ。

政治・国防・軍事

「核」をめぐる東アジアの驚くべき「現実」を冷徹に検証。この緊張のなかで日本がとるべき道とは? 『日本・韓国・台湾は「核」を持つのか?』

日本・韓国・台湾は「核」を持つのか? マーク・フィッツパトリック 著 秋山勝 訳 ◆核はもたないが、その技術も原料ももっている「潜在的核保有国」 中国と北朝鮮という核武装国の脅威にさらされ続ける東アジアで、「核ドミノ」は起こるのか? これが本書の…

戦後日本の歴史認識に変更を迫る卓抜な論考集!『アメリカの対日政策を読み解く』渡辺惣樹著

アメリカの対日政策を読み解く 渡辺惣樹 著 ◆日本人はアメリカの行動原理がわかっていない 米大統領選の候補者選びで共和党トランプ氏の優勢が報じられています。メディアの下馬評にもあがってなかった、まさに予想外の展開です。我が外務省では急遽、氏につ…

東南アジアを知悉するジャーナリストが最善の関係を示す

日本はASEANとどう付き合うか――米中攻防時代の新戦略 千野境子 著 ◆新たなステージを迎えた東南アジア さる九月三日、インドネシア政府はジャカルタ・バンドン間の高速鉄道計画を見直すと発表しました。日中が高速鉄道の売り込みに鎬を削り、いずれを採…

世界に軍事的混乱をもたらしている大元はどこか?

兵頭二十八の防衛白書2015 兵頭二十八 著 ◆圧巻の中東・アフリカ情勢分析 昨年から年度版として刊行を開始し好評を博した兵頭版「防衛白書」ですが、2015年版の白眉はなんといっても冒頭の「中東・アフリカ編」における情勢分析でしょう。 兵頭氏は初め…

憲法改正の難問を突破する、またとない妙案

新平和憲法のすすめ ――そして日本はどこへ 英正道 著 憲法改正論議が再びかまびすしいが、なぜ戦後70年も改正できなかったのだろうか。著者は現憲法の果たした一定の役割を認めつつも、もはや冷戦終結後の厳しい世界の現実に合わなくなってきたことを憂え、…

なぜ、「宗教」と「市場」は、ここまで台頭したのか?

すべては1979年から始まった ――21世紀を方向づけた反逆者たち クリスチャン・カリル著 北川知子訳 ◆過激なイスラム主義者台頭の源流をたどるリアルな現代史 「イスラム国(ISIS)」など、イスラム系過激派が世界中を震撼させています。でも、少なからずの日本…

日本人は外交の真実を知らない。世界はワルで満ちているのだ。

ワルの外交――日本人が知らない外交の常識 河東哲夫 著 今月号(2014年12月号)の月刊文藝春秋に保守論客の櫻井よし子さんが巻頭エッセイに『「亡国の外務省」徹底批判』という一文を書いていました。北朝鮮との拉致問題や中国、韓国、ロシアとの関係など、外務…

経済政策をイデオロギーで決めていいのか?

経済政策で人は死ぬか?――公衆衛生学から見た不況対策 デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス著/橘明美、臼井美子訳 ◆不況下では行うべきは緩和政策か、緊縮政策か? 公衆衛生学で答えを出す! 日本でも今、アベノミクスの是非が話題になっていますが…

安保をめぐるモヤモヤを一気に晴らす!

兵頭二十八の防衛白書 2014 兵頭二十八 著 ◆日本の安保環境を知るためのベストブック 論議がつづく「集団的自衛権」の行使容認問題ですが、大方の日本人はその核心部分について殆ど何もわかっていないはずです。わかってないと言えば、昨年公布された「特定…